2024年05月15日
『マインドフルネス瞑想』の講座を実施しました!(講師:合同会社Coo髙橋努様)
5/15(水)11:00~12:00 外部から講師の方を招いた勉強会として、合同会社Coo髙橋努様(日本マインドフルネス普及機構認定講師・精神保健福祉士)に来ていただき『マインドフルネス瞑想~今、ここを感じる~』を実施しました。ご利用者さん7名と職員で参加しました。
髙橋様は、福祉のお仕事もされていますが、ヨーガ、瞑想、マインドフルネスも専門でいらっしゃいます。
60分のなかで、最初にマインドフルネス瞑想の説明が10分くらいありましたが、実際に体感していただきたいという髙橋さんの講座スタイルで30分は実技でした。
利用者さんのなかには、ワークフォーでヨガプログラムのなかで、または個人的にマインドフルネスを経験した方もいましたが、ほとんどが初めてだったと思います。
マインドフルネス瞑想の世界的な歴史のおはなし
医療的な分析として認知行動療法とも結びついていく意味合いがあること(髙橋さんは精神科の先生とも意見交換などされているそうです)
つねに自分をとりまく環境が変化していく働く社会人の間で、ストレス対策として実績がでていること
など、興味深いおはなしがありました!
では、実技としては・・・
まず、シンプルなつま先立ちになるという行為をとおして、『気づき』を得ることへのメッセージがありました
すべてはここで紹介できませんが、まず身体を動かして体感から実感するというのは、ことばで聞くよりも、その人の内側にはいっていきます
次は、筋弛緩法(きんしかんほう)というリラクゼーションです
これは一度筋肉を(イメージでは身体の部位や全身)おもいきり緊張させてから、一気にゆるめることでリラックス感を得るものです
この写真は両手のにぎりこぶしでおしあい、上をむき、歯をくいしばり、つま先も緊張させます
この写真のあとに、一気に脱力します
グラウンディングといって、大地に身体をあずけるように力をぬく「だらーん」とするのも、みんな無心でやっていました!
マインドフルネス瞑想は、色々なやり方がありますが、今日の講座では、呼吸に意識を向けながら、五感にじゅんばんに意識を向けていきました
具体的には、「息をすう・はく」を感じながら、耳で聞こえてくる音・皮膚で触れているものの感覚などを、じゅんばんに感じていきます
技術としては、それが、『気づき』を得る訓練であり、ヨガでいう『客観視』(客観的に自分をながめるかんじ)の練習であり、今ここにいる自分を客観的にながめることができると、たとえば感情にのみこまれずに行動の選択肢がふえると言っていました
集中力や他者との調和も向上するとも言っていました
いつもは、窓の外から渋谷の街のにぎやかな音がするのですが、
この瞬間は、窓をしめ、みんなの真剣に講師の髙橋さんのはなしを聞こうとする心がひとつになったかのように、
ここちよい、しーんとした静けさに包まれたワークフォーでした
「わたしたちの思考はめまぐるしくめぐっていて、過去や未来を思い行ったり来たり忙しいですが、からだは今・ここにしかないんです。呼吸を意識すると今・ここにつながります」と話してくださった髙橋さん。
不安感から安心感につながるヒントがここにもありました
質問への回答で、毎日10秒でも、5分でも、ちょっとずつ実践するのが効果があり、
おすすめは朝やることですが、時間にこだわらず続けることが効果を得られるとのことでした
これを機に、新しい扉がひらかれるとうれしいですね!
髙橋さん、ありがとうございました。
また機会がありましたら、ぜひよろしくお願いいたします。