2023年09月09日
イマーシブミュージアム(没入体験型アート)に行ってきました!
1年前も鑑賞した日本橋三井ホールに、今年も10名で行ってきました。
渋谷から銀座線で20分。土曜の車内は混んでいますが、座ったり、スマホを聴いたり、眠ったり、安心できる人と座ったり、端に立ったりと、初参加の2名もいましたが、なんとなく集団で心地よくいられたように感じました。
今年のテーマは『ポスト印象派(ゴッホ、ゴーガン、スーラ、セザンヌ)』。コンセプトは『鑑賞する絵画から、体感する絵画へ。視界一面に広がる数々の名画たち。あなたは一瞬で絵画の中の世界へと入り込む。』とあります。
クッションに座るなどして、壁と床にデジタル技術で映し出された約80作品を、音楽とともに体験。
作品がうつり変わるとき、絵の一部(ひまわりであれば花びら)が流れるように、うねるように、散るように動きだしたり、作品が立体的になり自分がその景色の中にいるかのようになります。
参加者は、「いちばんたのしかったです。いちばんすきなのは『ひまわり』で、ひまわりのいろがすきでした」「同時にいくつもの画家の絵が並んで見られることが、他にはないのですごかった。」そうです。
私自身は、昨年と今年と、感じ方がちがっておどろきました。昨年は、大好きな芸術作品が現代の技術でかたちを変えられてしまったようで残念でしたが、今年はもっと良かったです。
ゴッホの筆のタッチのひとつひとつが動き出すと、200もの作品を生前に残しながら「100年後に見てもらえる画家になりたい」と言い、生前はみとめられず不遇な運命だったゴッホが、今たくさんの国でたくさんの人に大切にされていることを、喜んでいるような気がしました。