2025年06月25日
熱中症予防で“働く力”を守る
こんにちは。就労移行支援事業所ワークフォー渋谷です。
暑さが日に日に増してきましたね。
この時期に特に大切にしているのは、「体調を崩さず、安定して通所・活動ができること」です。
夏場に注意が必要なのが熱中症。
症状が出てしまうと、通所の継続だけでなく、生活全体に影響が出ることもあります。
今回は、母体である医療法人原会のアドバイスをもとに、就労準備を安心して続けていくための熱中症対策と、実際に起きたときの対応方法をご紹介します。
◆熱中症のサイン、見逃さないで!
- めまい・ふらつき
- 強い眠気やだるさ
- 吐き気・頭痛
- 顔のほてりや、汗の異常(大量/出ない)
- 体が熱く、動くのがつらい
こうした症状が見られた場合は、まずは涼しい場所で休憩し、水分と塩分を補給することが大切です。
改善しない場合は、すぐに医療機関へ相談しましょう。
◆家庭でできる!熱中症予防の5つのポイント
①こまめな水分・塩分補給を
のどが渇いていなくても、定期的に水分をとるように意識しましょう。
OS-1や塩分チャージタブレットなども上手に活用すると安心です。
②室内でも油断しない
暑さは屋内でも油断できません。
冷房が苦手な方は扇風機や換気を活用して、無理のない快適な環境づくりを心がけましょう。
節電よりも、健康を優先することが大切です。
③日中の外出・運動は控えめに
11時~15時は、気温・紫外線ともにピークとなる時間帯。
外出は朝や夕方にずらし、帽子や日傘、水分の携帯も忘れずに。
④栄養と睡眠をしっかりと
熱中症の予防には、体調を整える生活習慣も欠かせません。
バランスの良い食事と十分な睡眠で、体の調整機能を高めましょう。
⑤身近な方への気配りも
高齢の方や体調が不安定な方は、暑さを自覚しにくい場合があります。
室内でもこまめに声をかけ、周囲の見守りを意識することが大切です。
◆もしも熱中症が疑われるときは
万が一、自分自身や周囲の方に熱中症と思われる症状が見られた場合は、慌てず、以下の対応を行ってください。
①すぐに涼しい場所へ移動する
日陰や冷房の効いた室内など、風通しの良い場所に移動しましょう。
屋外ならアスファルトやコンクリートの照り返しも避けることが大切です。
②衣類をゆるめて体を冷やす
ネクタイやベルトをゆるめ、うちわや扇風機であおいだり、首・わきの下・太もものつけ根を冷やして体温を下げましょう。
冷えたペットボトル飲料があれば、わきの下や首筋にあてるなど応急的な冷却にも有効です。
③水分・塩分を補給する
必ず、本人に意識があることを確認したうえで行いましょう。
自力で飲める場合は、経口補水液やスポーツドリンクを少しずつ補給します。
※意識がもうろうとしている場合や、返答がはっきりしない場合には、絶対に無理に飲ませないでください。
のどに詰まるおそれがあり、命に関わる危険があります。
このような場合はすぐに119番通報し、医療機関での対応を仰いでください。
④症状が改善しない場合は救急要請を
意識障害や嘔吐、痙攣などが見られる場合は、迷わず救急車を呼び、速やかに医療機関へ。
◆ワークフォー渋谷からのメッセージ
私たちワークフォー渋谷は、利用者の皆さんが安心して通所できるよう、医療法人原会と連携しながら体調管理をサポートしています。
暑さが厳しいこの時期も、無理のないペースで就職準備を続けていきましょう。